シートウェルダー加工とは

ウェルダー加工とは、「高周波ウェルダー」と呼ばれる機器を用いた熱溶着加工です。
　熱溶着と言えば、熱で素材同士を溶かし、それが冷めて固まることで一体となる状態です。最も単純な方法はヒーター等の熱源を当てたりしますが、これは外部熱源からの熱伝導による加熱です。
　高周波ウェルダー加工では、外部熱源使わず、”高周波”によって素材自体の分子を激しく振動させ、 その分子運動の摩擦熱を利用します。つまり溶着したい素材自体が熱源となり溶着・凝固するのです。水分子を振動させ食品を温める電子レンジとよく似た原理です。
　高周波ウェルダー加工では直接外部熱源を使用しない為、短時間に安定した品質の溶着加工が可能。また、その他の箇所への熱の影響も最小限に抑える事ができます。

高周波ウェルダーの他にミシンを使って加工する場合があります。高周波ウェルダーに向かない素材であったり、加工上の問題などで高周波ウェルダーが使いにくい場合など必要に応じて使い分けます。帯マグネットの縫い付けやメッシュシートの加工の他、状況に応じてミシン加工を行うことがあります。